交通事故裁判過去帳(1)
スタッフブログ浅香法律事務所の弁護士西村敦です。
HPの交通事故のコーナーで、交通事故被害者に対する保険会社の提示額と裁判によって実際に支払われた金額を列挙していますが、過去に私が担当した事件のうち、更にいくつかの例を書いてみたいと思います。
この事故は、被害者が加害者(運転手)の運転する自動車の助手席に同乗中、運転手が運転を誤り、走行道路のセンターラインを超え、対向車線を走ってきた自動車と正面衝突したというものです。
被害者はこの交通事故で11級の後遺障害を負いました。
この被害者に対する保険会社の当初保険金提示額は約970万円でした。
その後、裁判を提起したところ、後遺傷害慰謝料・逸失利益等が裁判所に認められ、最終的に2000万円での和解が成立しました。