法律事務所の日々(2)~戸籍~

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事務の北川です。 法律事務所の事務の仕事の一つに戸籍調べがあります。 相続事件等の調停申立の場合、亡くなった方の全相続人を確定させるために、亡くなった方の出生から死亡までの全ての戸籍を提出するよう、裁判所から求められます。 戸籍は、その人が結婚した時や本籍を変えた時に新しく作られるため、一人の人でも最低1、2回は戸籍を移動させていることがよく有ります。 また、戸籍法の改正(コンピュータ化される等)によって、上記のような結婚や本籍移動が無い人でも、戸籍が新しくされていることも有ります。 よって、これらの亡くなった方の戸籍を全て調べる作業が必要となるのですが、これはなかなかコツがいる作業です。 まず、古い戸籍は役所の方の手書きのものが多く、とても癖のある字のこともあり、難解で、読み解くのに苦労します。 また、数字は旧字体だったり、地名が今ではない地名だったりもします。 さらに、昔は夫婦とその子供以外にも多くの親族が一つの戸籍に記載されることが一般的で、戸籍に二十人以上の名前が記載されているものもあります。 弁護士の先生はすらすらと戸籍を読み解いているので、私も早く一人前にならなくてはと思います。